マレー鉄道東ルートの旅(5)-トゥンパッへの夜行列車

旅の3日目・2017年10月28日(土)のつづき。18時30分に改札開始。日本で印刷してきたe-チケットでそのまま乗れた。JBセントラル駅4番ホームに停まっている19時00分発トゥンパッ行きの夜行列車「EKSPRES RAKYAT TIMURAN」はディーゼル機関車、電源車の後ろにT12からT6までの2段式寝台車が7両、T3の2等座席車1両、T2からT1のエコノミー座席車2両の客車10両編成。マレーシアに残る唯一の寝台列車である。

ウェブでチケットを予約購入した時は寝台車3両、座席車1両の座席指定しかできなかったので、ウェブとは別枠の車両があったのだ。

先頭から最後尾までホームを歩いて車両編成をじっくり確認したが、そんなことをしている人は他にはいなかった。列車編成を確かめ終ったので車内に入る。入口の扉は内側に開く手動扉でいかにも古そうである。

今夜の席はT7寝台車中央付近下段の14番寝台。偶数番号が下段である。中央通路の両側に2段寝台が10個ずつ進行方向に向かって並ぶ。定員40名。通路側にカーテンがある。寝台は敷きシーツ、枕、掛けシーツが既にセットされていて、終点のトゥンパッまで片づけられることはなかった。

上段にはしっかりした金属パイプの梯子で登れるようになっている。上段ベッドにも小さいながら窓がある。トイレは各車両に洋式と和式のものがあった。和式ということは日本製の車両なのだろうか。何か日本語表示がないか探してみたが、見つけられなかった。

荷物置き場は特にないので、大きな荷物を持った人は床にそのまま置いている。私はリュックとショルダーバッグだけなのでベッドの上に置いた。ベッド幅は80cmくらいあるので余裕がある。

車両は新しくはないけれど、冷房もよく効いているし十分快適だ。これでトゥンパッまで723km、18時間乗って56RM(1,520円)は安い。日本なら10倍くらいするだろう。

定刻の19時ちょうどに何の前触れもなく動きだした。客車特有のガックンと言う音と振動がとても懐かしく感じる。T7号車は5人ほどしか乗っていなくて空いている。外はもう暗いが、西の空にうっすらと夕焼けの残照が残っている。間もなくジョホールバルの市街地を外れると何も見えなくなった。

19時19分に最初の停車駅クンバス・バルで大勢の客が乗ってきた。母親と男の子の親子連れが乗ってきて、14番の寝台だというのでどきっとしてチケットを確認したが、間違ってはいなかった。向うが16番の間違いだとわかった。ダブルブッキングでなくて良かった。

19時40分には車掌の検札あり。次の19時47分のクライ駅からも大量に乗車してきた。だいぶ賑やかになってきたが、まもなく話し声は途絶えた。下段ベッドはすべて埋まったが、上段はいくつか空いている。上段は終点まで空いたままのベッドがいくつかあった。

20時35分には車内販売のワゴンが通り過ぎた。今回車内販売があるかどうかわからなかったので、乗車前に水とパンを買い込んできた。なので特に買うものはない。

列車は暗いジャングルの中を走っているはずだが、何も見えない。22時過ぎにはカーテンを閉めてTシャツと短パンに着替え、寝るモードに入った。

23時31分グマス着。ここまでが西ルートで、昨年乗車済みである。西ルートはこの先クアラルンプール方面に向かうが、グマスから先は終点のパダンブサールまで複線電化されており、最新鋭の電車が走っている。

一方、グマスで分岐する東ルートは単線非電化のままである。ここからは初乗車になるが、夜だから景色は見られない。この先グマスからクアラリピスまでの227.8kmは1日1往復の列車しか走っておらず、両方向とも夜中に通過するので列車からの景色を見ることはできない。

23時55分ほぼ定刻にグマスを発車。外は真っ暗なので翌朝のジャングルの景色を期待して寝ることにした。

写真はJBセントラル駅の夜行列車「EKSPRES RAKYAT TIMURAN」(2017年10月28日撮影)。

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T7号車(2017年10月28日撮影)。

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寝台車内の様子(2017年10月28日撮影)。

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14番のベッド(2017年10月28日撮影)。

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