ローカル線の思い出-京阪電鉄・京津線

京阪電鉄・京津(けいしん)線は滋賀県大津市の浜大津から京都市の御陵(みささぎ)まで7.5kmのローカル線である。御陵からは京都市交通局の地下鉄にそのまま乗り入れて京都市役所前まで行く。

このブログのあちこちに書いているように大津は私の生まれ故郷である。そして京都の大学に通うのにこの京津線を使っていた。私の大学時代の1970年代は2両編成の短い電車が走っていた。

その当時の京津線は浜大津駅が今とは別にもうひとつあった。今の浜大津駅は石山坂本線(石坂線)の専用駅で、その北西側に頭端式3面2線の京津線専用駅があった。この駅は石坂線の浜大津駅とも結ばれており、京都・京阪三条からの急行は浜大津でスイッチバックして、石坂線の石山寺まで行っていた。

当時の京津線は浜大津から京阪三条までで、その間に路面区間が3箇所あった。浜大津~上栄町間、御陵~日ノ岡間、蹴上(けあげ)~京阪三条間である。特に京阪三条の近くでは道路が渋滞のクルマで埋め尽くされ、京津線の電車が大幅に遅れることがよくあった。

平成9年に御陵~京阪三条間が廃止され、地下鉄乗り入れになったことで渋滞による遅れはなくなったのであるが、運賃が大幅に高くなってしまった。

路面区間については浜大津~上栄町間が今も残っており、4両編成の地下鉄車両が路面を走るのは壮観である。地下鉄車両が路面を走るのは日本でもここだけだ。

浜大津から乗車すると路面区間を走った後、上栄町の先で東海道本線の上を交差して山に入っていく。国道1号線の踏切に昔は上関寺と言う駅があったが、私の大学時代には既になくなっていた。

国道1号線と平行して山を登っていくと90度曲がる大きなカーブがあり、逢坂山トンネルに入る。ゆっくりとトンネルを抜けると大谷。そこからは国道1号線と名神高速道路の間を走り、追分へ。次の四宮には車庫がある。その次の山科はJR東海道線との乗換駅。

天智天皇陵のある御陵駅の手前で地下に入って京都市交通局の地下鉄となる。昔は御陵からそのまま路上を走り、専用線で九条山を越えて、蹴上からは再び路面区間を走って京阪三条に達していた。蹴上付近の春の桜はきれいだった。

日本全国のいろいろな鉄道に乗ってみると、この京津線はずいぶんユニークな鉄道であったと今にして思う。

写真は浜大津付近の路面区間を走る4両編成の京津線電車(2013年7月28日撮影)。

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