レズニチェクの交響曲第2番、第5番

エミール・フォン・レズニチェクはオーストリアのロマン派後期の作曲家。1860年にウィーンで生まれている。先日ディスク・ユニオンで交響曲第2番と第5番のCDを見つけたので購入した(CPO;777 056-2)。演奏はフランク・ベールマン指揮ベルン交響楽団。

レズニチェクと言えば歌劇「ドンナ・ディアナ」序曲だけが有名だが、その他の曲は全く聴いたことがなかった。「ドンナ・ディアナ」序曲は耳あたりの良い曲で、一度聴いただけで印象に残る。しかしその他はどんな曲を書いているのか全く知らなかった。ただウィキペディアを調べてみると5曲の交響曲を初めとして多くの曲を作曲しているようだ。

今年2019年5月末にウィーンに行った際、ケルントナー通りのCDショップ・EMIを覗いてみた。中は意外と狭くて欲しいCDはなかったので何も買わなかったが、レズニチェクのCDがいっぱい置かれていたのはさすがご当地作曲家だと思った。

さて交響曲第2番変ロ長調「皮肉」は1904年の作品。演奏時間は26分ほど。どことなくリヒャルト・シュトラウスの交響詩を思わせる。しかしリヒャルト・シュトラウスよりはやや軽い音楽のように感じる。調性はしっかり保たれており、ロマン派そのもの。

交響曲第5番嬰ヘ短調「舞踏交響曲」は1924年の作品でレズニチェク最後の交響曲。演奏時間は40分ほど。ポロネーズ、チャルダシュ、レントラー、タランテラの4楽章からなる。こちらもリヒャルト・シュトラウスふうだが、マーラーの雰囲気も感じられる。舞曲といってもどの楽章も長く、マーラーほどではないが冗長さが気になる。

どちらの曲も20世紀の作品にしては聴きやすい。しかし「ドンナ・ディアナ」序曲だけしか知らなかった時はヨハン・シュトラウスのオペレッタふうの音楽を書く人かと思っていたが、そうではなくしっかりした伝統音楽を書く人だった。

レズニチェクの作風がわかったのでこのCDを買った意味はある。ただレズニチェクの個性は私の好みとは合わないようだ。リヒャルト・シュトラウスは私の好みではないし、マーラーも特別に好きなわけではないので、レズニチェクのCDはたぶんもう買わないだろうと思う。

リヒャルト・シュトラウスの好きな人なら一度聴いてみるのも悪くなかろう。

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