下川裕治の「東南アジア全鉄道制覇の旅」その2

2018年9月に双葉文庫として刊行された「インドネシア・マレーシア・ベトナム・カンボジア編」。前作「タイ・ミャンマー迷走編」に続くシリーズ第2作にして完結編である。前作は下川氏のブログ「たそがれ色のオデッセイ」の読者プレゼントでもらったのであるが、今回は購入した。

さてその内容であるが、前作同様東南アジアの鉄道すべてを乗りつぶすべく筆者が右往左往する様子が描かれる。

私もタイ、マレーシア、ベトナムの鉄道にはいくらか乗ったのだが、治安のことを考えると乗りに行くのを躊躇する場所もある。そうしたところもこの本を読めば行った気分になれるのが良い。

まずマレーシアではマレー半島の未乗路線として、ポートクラン支線、バトゥケイブ支線、東海岸線のパシルマス~トゥンパッ間に乗車している。これらの路線は私も乗車済なので懐かしい。特にトゥンパッに行くために乗ったジャングルトレインは密林の車窓風景に圧倒された。また乗りに行きたい列車だ。

私の場合マレーシアのマレー半島部で未乗路線は2017年に開通したクアラルンプールのMRTだけになった。しかしマレーシアにはボルネオ島にも鉄道が走っている。筆者はそちらにも乗車しているのだが、これはかなり難易度が高い。行こうかどうしようか悩ましいところだ。

次がベトナムで、ハノイ~ハイフォン間は私も乗車してブログに書いた。車内でたまたま向かい側にすわった若い女性が日本語を話す人で、日本でいろいろな人にお世話になったからと言って車内販売のお菓子を買って私にくれたのが良い思い出になった。まさに一期一会である。

ベトナムのもうひとつの路線ラオカイ線はまだ乗っていないが、山に分け入る路線のようで、こちらはそのうち乗ってみたい。統一鉄道のホーチミン~ハノイ間はハイヴァン峠以外の車窓は水田ばかりで変わり映えしなかったが、ラオカイ行きの方が楽しそうだ。

インドネシアとカンボジアの鉄道は今のところ予定していないが、この本を読んだら乗りに行きたくなってきた。罪な本である。

東南アジアの鉄道は奥深い。路線の情報がなかったり、路線があっても実際に動いているかどうか情報がない中で完全制覇はとてつもなく難しいことだ。若い頃から東南アジアを縦横無尽に歩き回っている下川氏でないととてもできないことと感心する。

私もだんだん体力がなくなってきたので、あまり無理をしない程度に国内外の乗り鉄と駅めぐりの趣味を楽しんでいこうと思う。

写真はハイフォン駅のホーム(2015年12月20日撮影)。

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トゥンパッ駅のホーム(2017年10月29日撮影)。

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